異世界と~ちゃ~く

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ルイスside 可愛いなぁ~ 腕の中でぐっすりと眠っているコウちゃんを見て思わずそう微笑む まるでどこかの小動物みたいだ 「ほっぺたプニプニだ~」 ツンツンとほっぺたをつつくとマシュマロみたいにプニプニしてて気持ちがいい 「うゆ」 ほっぺたをプニプニしているとコウちゃんが子供みたいな声をだす 「きゃーかわいいよー」 その余りの可愛さに抱きしめてゴロゴロと転がりたくなるがコウちゃんが起きてしまうし、かわいそうなのでギリギリのところで我慢する 「それにしても肌すべすべだし、髪サラサラだし、いい匂いだし、ほっぺたプニプニだし……男の子にしておくにはもったいなかったな~」 まあ、可愛かったら何でもいいや~ 暫くコウちゃんを堪能するルイスであった ヨシハルside ………難しいな~魔法って 自室にある2つのベッドのうち、窓側に腰掛けて魔法の練習をしている といっても、さっきルイスに教えてもらった魔力をてのひらに集めて属性を追加するってだけなんだがな 俺は6種類の属性があるのでそれらの幾つかを組み合わせる練習をしているのだがなかなか上手にいかない……単体だけなら成功したんだけどな 「やっぱ、もっと魔力を操るのが上手くならねえと駄目ってことか……あ~結構神経使うな~これ、意外としんどい」 取りあえず今日はこれで終わりにしてベッドに寝転がる……といっても別に眠い訳ではないのでボーッと天井を見ているだけだが 「晃……あいつは何があっても守らなきゃな」 俺はあのバカの親友だったからともかく、晃は俺達とは何も関係のなかった本来ならここに来ることもなかったであろう奴を俺が巻き込んでしまったんだ……何があっても守り通さなくてはならないな…………俺の勝手な自己満足……いや、罪滅ぼしかな 「全く、自分勝手だな……俺も」
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