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「あの~、この服って……女物じゃないですか?」
あの後店を出ていろいろ回って僕の服を買うことになったのだが……なぜかルイスVS善春のファッションショー対決になっている
まあ、服を着るのは僕なんだけど……うわぁぁぁ目立ってるよ!周りからの視線が凄い集まってるよ
「大丈夫!コウちゃん凄い似合ってるから」
ルイスが満面の笑顔を浮かべる
「うぅ、似合ってると言われても嬉しいような嬉しくないような……微妙な心境だ」
似合ってると褒められるのは嬉しいんだけど今着ている服が女物なので似合っていたいと余り思わない、スカートじゃ無いだけマシだと思う
「じゃあ、次は俺だな……晃、これを着てみてくれ」
善春は僕に黒と白のみのシンプルそうな服を渡してきた
「ってこれメイド服じゃないかぁぁぁぁ!流石にこれ着るのは僕やだからね」
どうにかしてよと言う意味を込めてルイスに視線をなげかける
「コウちゃんのメイド服!!……悔しいけどここは私の負けね」
えええぇぇ!そんなにあっさり負けを認めていいの?ってかなんでカメラをスタンバイしてるのさ!そんなことしても僕着ないからね
「よっしゃぁぁぁ、俺の勝ちだ」
「勝負に勝った所悪いけど僕着ないからね」
メイド服を善春へと無理やり押しつけるように返す
「えええぇぇ!」
ルイスが悲惨な顔で悲鳴に近い声をあげる
「なんでそこで驚くんですか?当たり前だよ!僕男だからね!」
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