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「おぅ、えっと~あれは確か一億と二千「真面目に話さねえのならもう行くぞ」嘘ですごめんなさい……確か~」
勇者の回想シーン~
「………あれ?此処は何処?」
確か善春ともう1人知らない人……顔はよくわからなかったけど女の子かな?と一緒に魔法陣みたいなのに連れ去られて
「あっ!そうだ!善春大丈……あれ?善春どこ行った?」
キョロキョロと周りを見渡すが善春は何処にも見当たらない
変わりに俺を取り囲むようにして知らない男性や女性が立って俺の事をみている
「おお!成功したのですか」
俺をみている男性の中の1人が声を上げる
「やった……やったぞぉぉ」
誰かがそういったのを皮切りに周りからワアアと歓声があがる
「………え?え~と…あ~」
俺は何が成功したのか理解できずに狼狽える
「静まれ皆の衆、勇者様に失礼であろう」
騒いでいる人の中でも一番威厳のありそうな人がそう言って皆を静める
一番偉い人なのかな……たぶん
「異世界から来られし勇者様よ、先程は失礼した……だが我らの呼びかけに応じてくれて感謝する、私はこの国を治める王のカイデスという」
一番威厳のありそうな男性が俺の目の前までやってきて、お辞儀をしてそう言う
「はあ」
俺は言った意味がよくわからず間の抜けた声で返事を返してしまった
「勇者様よ是非我らにその力を貸してはくれぬか?」
「ちょ、ちょっと良いか?」
俺は色々聞きたいことがあったので会話を遮る
「何でしょうか?」
「え~と、色々聞きたいことがあるんだが……いいですかね?」
頭をかきながらそう言ってみる
「よかろう、答えれる範囲であれば答えましょうぞ」
「えっと、とりあえず~この世界ってどんなところなんだ?あと、俺は何をするために喚ばれたわけ?」
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