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「……終わった」
善春がそう言いながら、僕たちの所に戻ってくる
「お疲れ、善春」
「おう……つっても疲れるほどの事じゃ、無いけどな」
善春が冗談混じりでそう言う
「まあ、そうだね」
血を落として魔力を流すだけだからね……
「すげえじゃねえか、ヨシハルにコウ」
「……確かにそうね」
ルーシェとアスカさんがそう言いながら、僕達の所に戻ってくる
「ふえ?何で僕が凄いの?」
確かに善春は死神を使い魔にして、すごいと思うけど…
「え?だって魔王だぜ?めちゃくちゃスゲエじゃねえかよ」
僕が聞き返すと、興奮気味に一気にまくしたてるルーシェ
「え?……うーん、言われてみれば、僕凄いよね」
確かに、深く考えなかったけど……僕って凄いじゃん!
「まあ、私も一応魔王だからな、簡単に契約できはせん」
マオさんが僕の横でそう言う
「……お前らー、何やってんだ?避難してねえのか?」
Sクラスの先生が体育館に入ってきてそう言う
「ああ、使い魔召喚してた」
善春がのんびりとした口調でそう言う
「マジか……一応教師が付いてねえといけねえんだが、まあ怪我がねえみたいだからいいか。んで、何召喚したんだ?」
「俺がドラゴン」
「私は……人魚」
「私がスケルトンキング」
「俺は死神」
「僕は魔王です」
順番にルーシェ、アスカさん、ルイスさん、善春、僕の順番で言う
そういえば、スフィアさんと圭一はまだやってるのかな?
アーーーーーーーーーッ
まだやってるみたいだ
「あと、スフィアさんが青龍?で、圭一が英霊だっけ?…です」
「なるほど、了解した……んじゃてめえらはもう帰っていいぞ、これから他の奴らの使い魔召喚だからな」
そう言ってSクラスの担任が体育館から出て行く
「んじゃ、僕たちも帰ろっか」
「そうだな」
善春が歩いて体育館から出て行き、続いて僕達も体育館を後にする
ちなみに圭一は助けてないよ
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