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ゲンリュウ「まったく…ザイドの坊主は相変わらずじゃのう。」
困ったモンじゃ、とボヤいた後に生徒達を見回したゲンリュウ。
ゲンリュウ「さて、新入生及び生徒諸君、元気そうで何よりじゃ。
先ずは君達の元気な姿が見る事が出来た事は大変喜ばしい事じゃ。
あまり長話をすると、アーヴェ先生の犠牲者が増えかねない故、出来るだけ話は短くするかのぅ…
諸君等は由緒ある、このシュレイド学園の生徒じゃ、この先レガル王国において君達の様な若者が歴史を、そして平和を築き上げてゆく…
この学園で経験した事を、君達の人生で活かせる事を、儂は心より願う。
最後に全校生徒諸君…この学園で心ゆく迄、青春を謳歌してくれ。
以上じゃ。
簡単ではあるが、儂からの話はコレで終わりじゃ、後は先生方の指示に従い教室に戻ってくれ。」
そう言って壇上からゲンリュウは降りた。
変わる様に壇上にザイドが再び登り。
ザイド「よし、寝てる奴は居ないな。
アーヴェ先生、お役目ご苦労さん。
後はハッテン場なり何なりとっとと行ってくれ、正直目に毒だ。
さて、これで始業式は終わりだ、五年から順に教室に帰れ…あぁ、後新入生は残れよ?このまま入学式おっ始めるからな~。以上。」
ザイドの始業式終了の宣言と共に五年の生徒から順に退出し、俺たちも教室に戻った。
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