七話 転生後も変わらず学生

37/51
前へ
/209ページ
次へ
ゲンリュウ「まったく…ザイドの坊主は相変わらずじゃのう。」 困ったモンじゃ、とボヤいた後に生徒達を見回したゲンリュウ。 ゲンリュウ「さて、新入生及び生徒諸君、元気そうで何よりじゃ。 先ずは君達の元気な姿が見る事が出来た事は大変喜ばしい事じゃ。 あまり長話をすると、アーヴェ先生の犠牲者が増えかねない故、出来るだけ話は短くするかのぅ… 諸君等は由緒ある、このシュレイド学園の生徒じゃ、この先レガル王国において君達の様な若者が歴史を、そして平和を築き上げてゆく… この学園で経験した事を、君達の人生で活かせる事を、儂は心より願う。 最後に全校生徒諸君…この学園で心ゆく迄、青春を謳歌してくれ。 以上じゃ。 簡単ではあるが、儂からの話はコレで終わりじゃ、後は先生方の指示に従い教室に戻ってくれ。」 そう言って壇上からゲンリュウは降りた。 変わる様に壇上にザイドが再び登り。 ザイド「よし、寝てる奴は居ないな。 アーヴェ先生、お役目ご苦労さん。 後はハッテン場なり何なりとっとと行ってくれ、正直目に毒だ。 さて、これで始業式は終わりだ、五年から順に教室に帰れ…あぁ、後新入生は残れよ?このまま入学式おっ始めるからな~。以上。」 ザイドの始業式終了の宣言と共に五年の生徒から順に退出し、俺たちも教室に戻った。
/209ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1221人が本棚に入れています
本棚に追加