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ミゼル「…アタシ達も行こうか。」
レギアス「そーだな。ラグナ、グレン、ガイア行くぞ。」
最後に残った面々が教室から出て行く。
男子A「転校生って何か、嵐の様な奴だな。」
男子B「そーだな、でも面白い奴だし。」
女子A「私、決闘の映像見てたけど、賢者を一方的にボッコボコしてたよ?ハセヲ君。」
女子B「あ、それあたしも見た!
なんか見たこと無い魔法使ってたね。」
その後暫く教室に残っていた生徒達の間ではハセヲの話題で持ちきりだった。
教室のある棟から暫くして…
ハセヲ「…コレか?学生寮って?」
ハセヲ達の目の前には、20階はあろう高さと、その場からでも部屋の多さの分かる建造物が建っていた。
ミゼル「そうよ?でも、どうしたの何処の学園もこんな感じでしょ?」
レギアス「ハセヲは人里離れた所に住んで居たらしいし、その常識からすればコレは異常としか言えんだろう。」
ネル「…私の家より大きいから、私も最初は驚いた。」
ハセヲ「…慣れろ、慣れるんだ俺…」
エリス「何を一人でブツブツ言ってるんだ?さっさと来いハセヲ。」
ハセヲが葛藤しいていると、既に他の面子は続々と寮のエントランスに入っていた様で、残っていたのはハセヲとアリアスだけだった。
アリアス「まぁ、ゆっくりレガルでの生活に慣れてきゃ良いさ。
分からない事があるなら、俺が相談に乗るし、取り敢えず入ろうぜ?」
今度はアリアスがハセヲの手を握って、引っ張って行った。
ハセヲ「あぁ…有難うなアリアス…って、引っ張るな!転ける!今度こそ転けるって!」
その時、ハセヲの手を握っていたアリアスの顔は真っ赤だったそうな。
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