第一話「人生終了のお知らせ」

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春風が香り、桜の舞う季節 何軒かの家がちらほらと建っている、そんな住宅地の一角 「ふぁ~っ……眠ィ~なぁ~、やっぱ積みゲー消化を徹夜で3本もやるモンじゃねぇな…二度寝でもするか…」 目覚めると知らない天j……なんて事はなく、かれこれ十数年間見て来た見慣れた天井が視界に映る。 周囲を見渡せば、これまでの人生である程度は変化はしたものの大して代わり映えはしない部屋。 強いていうなら、ゲームやマンガ、アニメのグッズ等が目立つぐらいだろう。 そしてそんな部屋の隅に設置されたベットの上で死んだ様に惰眠を貪っていた黒髪の青年、東郷 ハセヲ【トウゴウ ハセヲ】が、この物語の主人公である。 決して某ネットゲームにて死の恐怖とか言われている、人物では無い。
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