1221人が本棚に入れています
本棚に追加
アリアス「形見って…ハセヲの御両親のか?」
ハセヲ「まぁ、そんなとこだ。」
どのタイミングで打ち明けるべきか…
そう悩んでいるハセヲをエリスはじっと見つめていた。
エリス「明日の放課後、みんなで集まらないか?ハセヲの歓迎会や使い魔達の顔合わせも含めて…な?」
そうハセヲとアリアスに提案する。
アリアス「歓迎会か…良いねぇ!やろうぜ!」
嬉々とした表情を浮かべるアリアス。
ハセヲ「エリス…お前…。」
ハセヲが何か言いかける前に、エリスがそれを制止した。
エリス「大丈夫だ、皆なら受け入れてくれるさ。」
アリアスに聞こえない様にハセヲに告げた。
ハセヲ「…ありがとな、エリス。」
こっち来てからエリスを始めとしたレガル一家に世話になりっぱなしだな…
フリズニアに来て未だ4日しか経ってねぇし、大した事だってしてやれてねぇってのに、どうしてこうこっちの人達は優しくしてくれるんだろうな…
エリス「…お前が何を悩んでるかは私は正確には分からない…お前は姉上に『誰かを助けるのに理由が要るか?』と言っていたな。
その言葉をそのままお前に返そう。
お前は私達を助けてくれた、なら今度は私達がお前の力になりたい。」
それだけだ、と告げて暴走気味のアリアスを落ち着かせに行く。
最初のコメントを投稿しよう!