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「さぁ?あたしも、わからないよ。だいたい、助けなくていい。助けてなんて言ってないし。だれにも言ったことないわよ。」
「てめぇ…、」
「藤堂平助。八番組組長。永倉新八、二番組組長。原田左之助。十番組組長。土方歳三。副長。」
「「は?」」
「あんたらの名前も知ってるあたしを、あんたらはどうするつもり?殺す?何を知っているか吐かせる?」
「おい、そこまでだ、」
鬼の副長、土方歳三。
「新八、こいつのこと無理やりでも屯所につれてこい。いいな。」
「土方歳三。」
「あ?なんだ?」
「あんたらの人斬り集団に、伊藤甲子太郎はいるか?」
「あ?伊藤甲子太郎?だれだ、それ。」
まだ、いないということは池田屋事件よりも前か。
伊藤甲子太郎、お前は異端だ。
こいつらの集団をまもるなら、いらない存在だから。
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