晴れ

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疲れた、 あのあと、あたしは新八に担がれて屯所にきてしまった。 あたしは、悠を探さなくちゃいけないのに。 なんでよ、あたしは新選組なんか興味もない。 一番嫌いなのに。 涼、あんたはなんてあたしをこの場所に呼んだんだ。 「君が、川で拾った子だね?」 「近藤勇か。あなたたちは、あたしをどうするつもりなんですか?」 「じゃあ、聞こう。君はどうしたい?」 へぇ、この人怪しいあたしの意見をきくのか。 「そんなやつ、早くころしましょーよ。近藤さん。」 沖田総司、一番組組長 「総司、そんなことは言ってはいけないぞ。君がここにいる理由はしってるね?」 「はい。」 「なら、話は早い。君はとこからきたんだい。」 「あたしは、どこからきたのかさえ覚えてません。」 「んな、わけねぇだろー!!」 藤堂が話すと、うるさくて顔をしかめてしまう。 それが気に食わないのか、藤堂まで顔をしかめるのだ。 「ゆう……、」 ただ、ポツリと呟いただけなのに。 それは、静かな屯所に響き渡った
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