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「おい、ゆうってだれだ。」
「あたしの大切な人ですよ。幼馴染です。この時代にいるはずなのですがね。ということで、少し黙っててもらえますか?永倉さん。あたしは、近藤さんと話をしているんです。あなたとは、話す気はありませんから。」
「は?」
「じゃあ、近藤さん。あなたは、あたしがさっきどうしたいか聞いてきましたよね。」
「無視すんなよ、」
「「新八、黙れ。」」
あたしと土方歳三の声が重なると、新八は静かになった。
「あたしは、幼馴染を探したい。そして、あたしがここにきた理由を達成するまでここにいなくてはなりません。」
「…近藤さん、すまねぇ。こいつと二人で話させてくれねぇか。」
「トシがいうなら、話しなさい。俺たちは、外にでるぞ。平助と新八、左之助は巡察にいくように。総司と一は、道場で平隊士の稽古につくように。では、トシ。たのんだぞ。」
「あぁ。」
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