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沖田総司said
なんだったんだろう、今のは。
ただ怖かった。
今まで怖いなんて思ったこと、一度もなかったのに。
こんな女に俺がこわがった?
手がまだ、ふるえてる。
怖いのか?
この僕が?
勝負があったのにもかかわらず、僕に刀を向けてくる。
土方さんが止めなくちゃ俺は、しんでた?
あの青くて綺麗な目は真っ赤な目になっていた。
君は誰かを守りたいといった。
だけど、それは何かの間違いじゃないの?
君のほうが闇がでかいでしょう?
土方さんは、そのまま女を自分の部屋に連れて行く。
「大丈夫か?総司。」
「ねぇ、土方さん。あの子、僕にちょうだい。」
「気に入ったのか?」
「あの子の闇は深いよ。ここの誰よりも、深い。だから、助けてやりたい。」
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