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目の前には、顔顔顔。
誰だ?この人たち。
顔が近いっての。
っていうか、ここどこだ?
あたしは、病院にいて。
車椅子に乗っていたはずじゃ…、
あれ、
あたし濡れてる?
どうして?
「あっ、おきた。」
あんた、だれよ。
顔がちかいっての、
「むっ、なんだこの女。手ぬぐい素材の着物みたいなのきてるぞ?」
「ちょっ、左之さーん!!おれ、見えないんだけどー!新八っつぁんも!そこどいてよー!」
新八?左之?
え
なに、これ。
あたしの嫌いな名前が、
「目を覚ましたとき、最初に見た人の所属している組織を守るのです」
ってこの人たちを一番最初にみたということは、あたしがこの世で一番嫌いな集団を守れ、と?
涼、あなたはあたしがこの集団を嫌いだと知っていたんじゃないの?
「左之さーん、なんかこの子を屯所に連れてけって土方さんが言うんだけどーっ!」
「はぁ、しょうがないか。じゃあ、新八。あとは、任せたぜ。」
「はっ?!」
「じゃあ、新八っつぁん任せたよ!左之さん、いこうか!」
「おーい、お前らぁぁあぁあ!」
うるさい、バカの集まり。
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