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「はぁ、はぁ」
「ライト、早くここから離れるぞ!」
「な、なんで?」
「ずっとさっきから、何処かで見てるやつがいるんだよ! 早く俺の背中に乗れ!」
「う、うん」
ジャンの背中を乗ると、ものすごいスピードで広場を抜けて林の道へと走り出した。
「ねぇ、ジャン! さっき誰もみてなかったよ!」
「殺気だ。ずっと殺気を送ってる奴がいたんだよ。相当の手練れだぜ?あれは」
魔法に集中していて全然気付かなかった。
ジャンのこの足の速さといい。ジャンこそ相当の手練れなんだろう。
それからしばらく走っていると。
「もう大丈夫だ、殺気を送ってる奴らは追ってこなかったみたいだし」
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