窓の外を見上げ

「ふふ、気にしないで！」
…これはきっとばれている。
また作業に戻ろうとすると、お風呂が沸いているから入るように言われ仕方なく入ることにした。

３０分くらいだろうか、私はその間ボーっと湯船に浸かっていた。
風呂から出てリビングに行くと既に弟も父も席についていた。どうやら二階の風呂を使ったようだ。
ちらりと時計を見やると現時刻は七時半。アレンがくるのは九時だから少しゆっくりできそう、と考えながら私も弟達同様席につく。