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やっぱり、眠たい…。」
髪を整え終わると教科書を詰め込み、目覚ましをセットする。
今日はもう寝てしまおう、と決めると小さく欠伸をして部屋の電気を消す。
布団に入れば急激に眠気が強くなりポツリと呟くとそのまま寝てしまった。
「おやすみなさい、アレン。」
Side:アレン
「アレン兄さん、今日も随分と遅かったのですね。」
「ああ。すまない…少し手間取ってしまった。」
自分の世界に帰ると弟のアーヴィンが真っ先に出迎えてくれた。
「次期国王のお前がそのようなことでどうする。」
現国王のカーティス、俺の父親である。少々血の気の多い困った方だ…。
「すいません、父さん…。」
言われれば素直に頭を下げて謝罪をする。
「構わないが、今後気を付けるようにしろ。」
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