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存在している日々に手を伸ばす
孤独や焦燥に歪んでいく言葉、
なあ、誰か張り裂けそうなこの胸にキスをしてくれ。
今までの苦痛が全部嘘みたいに、
生きてて良かったなんて思えるような空の下を歩きたい。
豆粒や蝋燭に老けていく心、
なあ、正直な気持ちを周りのせいにして諦めた。
自分が傷つかないように笑ってきた。
そんなんだから、何もかもがもう触れられない明日になった。
プライドかざして手を振って見送った、笑ってた。
今だって言葉が出ない歯痒い毎日さ、
だけど、分かっているんだ。
それぞれが出来ないことだってあるんだ。
精神的にも、物理的にも。
だから、役割を、自分を懸命に生きたい、愛すべき誰かと。
どっかに天国って場所があるのなら、
なあ、会って言いたいことがある奴等がいるんだ。
だから俺が行くまで皆そこにいてくれよ。
土産話沢山持って会いに行くから俺のこと忘れないで。
涙流して手を振った見送った、夢に見た。
俺も貴方も姿形は変わってしまっているのかも、
だけど、名前も弱点も覚えてる。
貴方が俺にしてくれたことも全部。
この心に、この体に。
だから、皆は、俺の生きる糧で、誇りで、死の先にある明るい未来だ。
だけど、今はまだ顔向けできるようなことが出来てないから、
もう少し生きてみるよ。
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