百鬼夜行と罪命

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百鬼夜行と罪命

血筋絶やさぬ様、心音止まぬ様、 一時の苦しみ、一時の喜び、 蝋が作り出す影の様に淡く、 誰かの息に消されてしまう程、儚く。 次に燃える時は、もう別の影を映し。 手を打ち鬼を呼ぶ、 腰に縄をぶら下げて。 鬼の役は誰でもいいよ。 鬼の存在理由は、、。 正義の在り処を探し、目の前の鬼を追う。 手を打つのは誰だ、未完成な理性か、 理不尽に纏わりつく片隅の神か、 きっと誰かが救い出してくれるはずと、信じていた。 ただ「生まれてきた」だけ、それさえも。 手を打ち神頼み、 腰の銭を投げ入れて。 鬼の厄に触れられないように。 鬼の存在理由は、、。 昨日まで笑っていた、 何かを傷つけた君だけが、 本当に鬼なのだろうか。 手を打つのは誰だ。 全ての願いが叶う楽園など何処にもない。 貴方が抱くその子も、鬼になれる。 今日も列をなして、他人事。 気にも留めない足は、濡れている。
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