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「でも、かず、」
「あーごめんなさいね、大丈夫明日も会うでしょう。」
眠さの所為でふわふわしてる思考で、一生懸命俺を気遣ってるだなんて
「健気。」
「けな…ん？」
「じゃあね、おやすみ。」
「あ、かずっ」
「なに、」
離した途端に大きな声
「おやすみ」
「んふふ、おやすみなさい」
「めーる、みてね」
「わかりました。」
このふわふわとした雰囲気にいつまでも浸っていたいけれど、
夜が深まってきてるから。
画面を触って、終了。
ぽすんと携帯をベッドに置いて、短く息を吐いた。
静寂に囲まれながらメールを開く
「おぉ、」
画面いっぱいに広がる、月。
こんな綺麗な月を見るのは何時ぶりだろうか。
「ふふ」
1番最後には
<きれいに撮れたでしょ。かずにおすそ分け。>
end
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