エピソードⅡ 俺は… (Side世野原)

2/6
前へ
/16ページ
次へ
俺は入学式の日に一人の少女に出会った。 いや、教師をしているから、一人のというのはおかしいのか。訂正すると、ある少女と出会ったことが忘れられない。 その子の名前は‘星斑千歳’俺はこの子を見たことがある。現実ではないがな。 俺は小さな頃から前世の記憶がある。 当然、周りの大人や友人に言っても冗談としかとらえられなかったから、いつしかこの事について話すのをやめ、そして自分自身も夢だと思い込んできた。 だが、やっぱり夢じゃなかった。 俺は直感的に、コイツが記憶にある前世の俺の嫁さんだとわかった。 わかったとき、なぜか凄く嬉しかった。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加