エピソードⅡ 俺は… (Side世野原)

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------ ---- ---- 「はぁ~、やっと終わった!先生散らかしすぎです!」 片付けが終わると同時に俺に怒ってきた。 ぶすっとした顔で言っているからか、恐くないし笑いが込み上げてくる。 プッと俺が笑うとさらに機嫌を悪くしたのか、さっきよりぶすっとした顔になってしまった。 余計に笑いが込み上げてくるが、これでは悪循環だから笑いを押し殺して答える。 「わるいわるい、ついつい書類を溜め込んでしまってな、プッ」 「世野原先生、絶対にわるいって思ってないでしょ!」 最後に吹いてしまったからか、また怒られた。 「まぁまぁ、それよりバツだからといっても量が必要以上に多過ぎたな…、もう真っ暗だ」 「あっ、本当だ。早く帰らないとお姉ちゃんが心配しちゃう」 「だいたい…、7時30分位か…星斑、礼ということで俺の家で晩飯食ってから家まで送ってやる。それでもいいか?」 「えっ、いいですよそんな…。それにお姉ちゃんに聞かないといけないし、面倒なんで」 星斑は口ではそう言ったが、おなかはぐぅ~と鳴っている。
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