エピソードⅠ …変化

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「ちーちゃぁ~ん!!」 あたしを呼びながら向こうから律(りつ)が走ってくる。 何の用事かは分からないが、珍しく慌てているみたい。 あたしは星斑千歳(ほしむらちとせ)幼なじみ&親友である佐々倉律夏(ささくらりつか)はあたしのことを‘ちーちゃん’と呼び、あたしは律夏の事を‘律’って呼んでる。 まぁ、ニックネームで呼び合うくらい仲がいいってことでよろしく(笑) こんなふざけた事をしているうちに息を切らした律があたしの前までやって来た。 本当に、ここまで慌てているのはめったに見られないから貴重だ(笑) と、本当にふざけている場合ではないらしい。 律からは話し辛いようだからあたしから聞いてみる。 「律がこんなに慌ててるなんて珍しい。一体どうしたの?」 すると、ひどい顔(笑)であたしに捲し立て始めた。
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