そのいち

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男子トイレにて 「いやぁ流石悪人面!迫力が凄かったねぇ、その面であんなドスのきいた声であんなこと言われたらマジでびびるわ」 なんてことをけらけら笑いながら言ってくるサイヤ人、どないしてくれようか? 「とりあえず、お前にぶら下がってるもんもいでやるから右か左か好きな方を選べや」 「すいやせん!息子は関係ないんてす!どうか!どうかそれだけはご勘弁を!!!」 と言いながら綺麗な土下座をしてくるなんちゃってやんちー ここトイレ……まぁいいや… 「しゃーないな」 「あざーす!」 「んで?なんの用だ?いつものか?」 「あーそうそう、これなんだけどさ、昼休みに第二理科準備室に来る3年の人に渡してくんない?」 胸ポケットからマイクロSDカードを取り出して渡してくる 「3年?この時期にテストの解答って訳でもねぇしなんなんだ?」 「篠平高校美少女パンチラ100選、因みにお値段三万五千円なり」 「は?くだらねぇ……てかおめぇそんなもん撮ってたのかよ…」 「いや俺じゃないよ!写真部の連中から巻き上げたんだよ!」 「写真部…よくもまぁバレずに撮れたもんだな…」 「あいつらは盗撮のプロだからな」 ただの犯罪者じゃねぇか! 「撮る方も買う方も呆れてものが言えねぇよ…」 「まぁ金になるからいいだろ?お前にも分け前入るんだから文句言うなって」 「まぁな、確かにはそうか」 「そうそう、気にしたら敗けだって、それじゃ頼んだからなぁ」 そう言って足早にトイレから去ってく帝 どうして毎回こういった情報屋関係の話をしてるときには誰もトイレに来ないのか凄く気になるんだが…まぁこれがご都合主義というやつなのか、はたまた帝のヤツがなんかしてるのか……まぁ考えてもわかんねぇし面倒だからいいや はぁ……眠い
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