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なんて考えてたら元ヤンが殴りかかってきたんだけど
「待って楓!約束したでしょ!もう喧嘩しないって!」
「くっ……けどよ!」
「僕はもう楓が誰かを傷付けるとこなんて見たくないんだ…だから……」
「……わぁったよ」
「ありがとう楓!」
イケメン君が元ヤンの雌犬を大人しくさせてくれました
いやはやイケメン君は便利よのぅ
「太一!何であんな酷いこと言ったんだよ!」
こういう所はめんどくせぇがな…
「俺恥ずかしがり屋なんですぅ、女の子に話し掛けられると恥ずかしくて照れ隠しであんなこと言っちゃうんですぅ」
あっ元ヤンの額の青筋が増えた、肩もプルプル震えてる、やっぱり馬鹿にしてるのもろばれだよね
「なんだそうだったんだ?ごめんね楓、太一の奴恥ずかしくてあんなこと言っちゃったみたいなんだ、だから許してあげてくれないかなぁ?」
ちょっと待て!何故今のを信じる!馬鹿じゃないの?馬鹿なんじゃないのこの子?明らか馬鹿にしてるじゃん!ふざけてるじゃん俺!気付けよ!
「りゅ…龍がそういうなら……」
訂正、馬鹿なのはコイツら全員だったようだ
龍哉が首を傾げながらお願いしたら元ヤンは顔を赤くしながら俯いてるし他の空気だったビッチーズも赤くなって龍哉を見てる
「ありがとね楓」
「っ!」
やっぱり主人公君はやることが違うねぇ、こんな道端で皆が見てるのに女子の頭を撫でるとか
あーあ、元ヤンの顔が更に赤くなってらぁな、茹で蛸だな茹で蛸
「あっ!ずるい!楓さんばっかり!」
「そうですわ!」
「私も撫でて欲しいです!」
なんかもめだしたな…ほっといて学園行こう、遅刻したくねぇし
ふと周りを見回してみたら男子全員が血の涙を流しながら「許さん……絶対に許さんぞぉ……」とか唸ってた……うん、やっぱりホラーだ
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