そのいち

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「何か用か変態」 「いや変態じゃねぇよ!ちょっとスケベなだけだ!」 「……………」 「止めて!そんな蔑む目で見ないでぇぇぇぇぇ!」 「うるせぇぞ変態」 「だから変態じゃねぇって!」 「そう思ってるのは自分だけだよ」 「なん…だと?」 キャラ作り大変だよなぁ、変態とかグズとかボロクソ言われるし、暴力振るわれるなんてざらだし それでも情報収集の為に頑張ってキャラ作りしてるんだよなコイツは、そういう努力家な所は尊敬できるんだよな 「ねぇ俺の扱い酷くない?俺って何?お前にとって俺って何?」 酷くないって言われてもお前から頼まれてこんな扱いしてるんだがなぁ…… まぁいつもならここでパシリとか財布君とか言うんだが、丁度俺の席の周りには人がコイツ以外居ないし他の連中は俺たちの話なんて聞いてないからたまにはホントのこと言ってやるか 「俺が唯一信頼していて尊敬している一番の大親友」 「へ?」 イケメンフェイスが目が点になり口がポカーンと開いて間抜け面になっていらっしゃいます 写メ撮ったら怒られるかな? 「え?いや…その……はい?」 「お前が聞いてきたからきちんと答えてやったぞ、ありがたく思え」 「う…うん…その一あんがとな」 照れながら頭をポリポリかいてお礼を言ってきた 何これBLフラグ?そんなフラグはいりません 「俺にBLなんて趣味はないぞ?」 「俺もねぇよ!」 「いや今のリアクションだと…ねぇ?」 「確かに勘違いされるリアクションかもしれなかったがお前がいきなりあんなこと言うから悪いんだぞ?」 「いや聞いてきたお前が悪い」 「いや!おま!……だぁもう!調子狂うなぁ……便所言ってくる」 そう言うとそそくさと逃げて行きやがった、全く照れ屋さんめ …………自分の発言に吐き気が…
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