4.ファミリベータ

3/7
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/68ページ
「ありがとうね紗弥加ちゃん。あの子もきっとよろこぶわ。」 「いえ、これくらいしかできないですから。」 粛々とした空気に包まれ、それに耐えきれなかったのかお母さんは「お茶、淹れてくるね。」といって席を立ってしまった。 すると二人っきりがなんだか気まずいのか、今度はお父さんがあたしに話しかけてくれた。
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!