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あの日
強がった。
彼女の前で格好悪い所なんて見せたくなかったから。例えそれが自分の本心じゃなくても、別に構わない。
変なプライド。そう言われてしまったら、確かにそうだと認める他ないことは、自分でも痛い位に分かっている。分かっていて、俺はその変なプライドを貫いたんだ。
どうしようもなく虚しくなった。
それでも止めることは出来なくて。
段々と、子供のように意地を張っていた。
ただ、それでも確かに言えることは
彼女のことが、馬鹿みたいに好きだってこと。
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