0人が本棚に入れています
本棚に追加
プールの授業が終わると、次からは気を付けなさい。と注意をされた。
みんながやった事を先生に聞いたくるみは、次回は気を付けようと思った。
みんなより5分ほど遅れて更衣室に行くと、めぐみと代田さんとあけみグループがいた。
「えっと…お、おはよう」
くるみはひきつった顔で言った。
「おはよう。くるみちゃん、大丈夫?」
あけみは優しい顔で言う。
「う…うん。」
着替え始めると、じゃあ。とあけみグループは更衣室を出ていった。
めぐみはあけみ達が出ていったのを確認すると、くるみの目をじっと見た。
「め…めぐみ?」
ゆっくりと口を開くめぐみは、真剣な表情だった。隣にいる代田さんも気まずい顔をしている。
「…くるみ。あのね、あたし…思うの。」
「え…?」
「…絶対に北さんとグループの子に関わらない方がいいよ!」
必死に訴えるめぐみを、くるみは不思議な顔をして見る。
「仲良くしてもらっていても、すぐに裏切るやつだから…。」
「…………………っ」
動揺を隠せないくるみ。
最初のコメントを投稿しよう!