変化

6/10
前へ
/23ページ
次へ
プールの授業が終わると、次からは気を付けなさい。と注意をされた。 みんながやった事を先生に聞いたくるみは、次回は気を付けようと思った。 みんなより5分ほど遅れて更衣室に行くと、めぐみと代田さんとあけみグループがいた。 「えっと…お、おはよう」 くるみはひきつった顔で言った。 「おはよう。くるみちゃん、大丈夫?」 あけみは優しい顔で言う。 「う…うん。」 着替え始めると、じゃあ。とあけみグループは更衣室を出ていった。 めぐみはあけみ達が出ていったのを確認すると、くるみの目をじっと見た。 「め…めぐみ?」 ゆっくりと口を開くめぐみは、真剣な表情だった。隣にいる代田さんも気まずい顔をしている。 「…くるみ。あのね、あたし…思うの。」 「え…?」 「…絶対に北さんとグループの子に関わらない方がいいよ!」 必死に訴えるめぐみを、くるみは不思議な顔をして見る。 「仲良くしてもらっていても、すぐに裏切るやつだから…。」 「…………………っ」 動揺を隠せないくるみ。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加