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俺達んところのチームというか、班というかに加入が決定したら同胞や。
仲間に敬語とかアカン。
距離感じる。
「せや、姫さんに頼まれたし此処案内がてら色々説明したる」
「ありがとう」
見た感じ睦月は俺と同い年くらい。
まぁぶっちゃけ此処では年齢なんか関係ないし、年功序列とかいうクソったれなルールもない。
強い奴がリーダーや。
見た目はマジ好青年。
誰がどう見ても好青年。
綺麗な茶髪は地毛なのだと分かる。
親しみやすそうな柔らかい優しい顔しとるし。
黒いロングコートがちょっと印象的やけど…ゴスロリ女より普通やな。
「ほな行くでー」
拳を上に突き挙げ廊下を歩きだす。
睦月も「オー」と同じく拳を上に挙げ俺の後ろをついてきた。
まず、此処がどういった場所かを知っているのか知らないのか。
……それよりこいつの罪はなんなん。
「なぁ睦月、お前何してこないな所来たん?」
「あー……いや、なんていうか……」
言いたくない気持ちは分からなくもない。
だが俺達は知らなくてはならない。
じゃないと睦月を信用出来へんし守ってやることも出来ん。
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