一章

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私は今ビデオ撮影されている そして私は誰かの帰りを待っている 数時間前 私は御主人様に言われた 「今日するのは俺じゃないかもしれない」 冷たい手錠をかけられ、黒いアイマスクをつけられる 手錠の鍵が瓶に落とされた音がする 御主人様は何も言わずに私を置いていく わたしが誰の相手をしても御主人様は傷付かないらしい 私はそれが苦手だ でも私は御主人様の奴隷 御主人様の満足するまで壊れていく ドアが開く私は玄関先で抵抗出来ない身体になっている 知らない奴に身体を触られる 御主人様との手の体温じゃない事を感じとる 自然と涙が伝う 相手が分からないまま私は愛のない事を終わったらしい そして御主人様の帰りをひたすら待つ
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