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真田文哉(サナダ フミヤ)
本編の主人公。
黒髪黒目、中背中肉の高校三年生。
比較的整った顔立ちで、優しそうな印象を与える少年。
高校最後の一年の最初の朝、通学バスに乗ってしまった為に命を落とした不幸な主人公。
そして、神に与えられた(というより押し付けられた)力を理由に国の、世界の問題へ直面する事となった未来の救世主。
与えられた力は、制限無しに万物を創造するモノ。
その力、神術「万物創造」は転生先の世界に存在する魔法の、完全上位互換。
また身体能力の、特に体力の向上というオプション付き。
当の本人がそれらの力を使いこなせる器用さを持ち合わせているので、弱点らしい弱点どころか「そんなものは最初から無い」。
本人の性格は、普段は年齢相応のノリで動く、または周りに流される良く居るタイプ。
けれど土壇場では、周囲が驚く程の度胸と機転を見せる見事な主人公体質。
基本的に要領良く立ち回るタイプの人間ではあるが、人が困っていると(内心で不満は言うが結局)手を差し伸べるお人好し。
剣の師匠として後述のヘクトル=イーリアスがおり、彼の事はヘクトル師匠と呼ぶ。
火の護衛を瞬殺出来る程のスペックを持つ真田だが、「ヘクトル師匠には剣を触れさせる事すら出来ていない」。
そのヘクトル師匠監修の下で聖剣とも言える魔法具、「ヴェイケント(Vacant)」を作成した。
自らに与えられた力の意味は早々に考え始めたが、救世主となり得る自身の器を自覚するのは、まだ先の事である。
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