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次に、数時間前のこと。
うちの組に、犯人の情報を知っているとの連絡があった。
場所、時間、そして、俺たちだけで来るようにという条件だったが、俺たちはそれを信じてみることにした。
しかし…
「これはハメられたな…」
時間をすぎても、相手は来なかった。
「みたいだなァ。なんかヤバそうだし、そろそろ帰…「ーパンッ、パンッ」!!」
春也が立ち上がろうとした時だった。
静かだった廃屋に、銃声が響く。
俺はその場にサッと伏せ、春也は、
「若頭、待ってろ。」
と言って銃を構え、出て行った。
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