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春也の行動に、迷いはない。
それは、いつものことだから。
何かあったら、真っ先に行動するのは春也で、俺は春也の良しが出たら動く。
立場は俺の方が上だが、まぁ昔からの事なのでそのような事はなにも考えなくなった。
しかし最近は、春也を待っているこの時間が辛くなっている。
これまでは、ただ純粋に、怖いなどと思っていたのだが、それが今では…
「若頭?もういいぞ?」
「ッ、春也か。速かったな。」
いつの間にか銃声は止み、廃屋は再び静寂に包まれていた。
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