第二章-噂の鍵-

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三人は店に入り、それぞれメニューを見てからオーダーした。 「何から説明しょうか。」 フレグランスはにこやかに笑ってそう言った。 「この村に鍵って…どう伝わってるんですか?」 「鍵かい?この村には『炎の鍵』と言う鍵が伝わっている。」 「炎の鍵?」 「そうか…。だからこの村の名前…。」 「そう。アリエル君が言うように、この村の名前の由来になっている。」 「そっか。フレイムって確か…そう、炎って意味があったわ。」 マリアが納得して言った。 「話を続けよう。確かにこの村がある地には、炎の鍵の事が伝わってる。伝承ではこの地にある、遺跡にあるらしい。」 「遺跡?何て名前ですか?」 「フレイズ遺跡と言うとこなんだ。」 「フレイズ遺跡?」 マリアは首を傾げた。
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