1人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
「さっき話した遺跡なんだが…アリエル君、どうして奥まで行けないかわかるかい?」
フレグランスは食べながらそう聞いた。
「魔物…ですか?」
アリエルも食べながらそう答えた。
「魔物…それに近い物だな。遺跡の鍵を守るドラゴンが作りだしている物らしい。」
「それって、遺跡の奥に行けないようにしてるんじゃ…。」
マリアは心配にそう言った。
「マリアさんが言うように遺跡の奥まで行けないようにする為らしい。アリエル君、それでも君は行くんだろう?」
フレグランスは不思議な色をたたえた目でそう言った。
「えぇ。俺は行きます。父が見れなかった鍵を自分の目で見たいので。」
そう言い切ったアリエルの目は強い意思が宿っていた。
最初のコメントを投稿しよう!