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「どうかした?何か変だぞ。えっ…マリア?」
アリエルは驚いたようにマリアを見た。
マリアの体から白い光がほとばしり宙に浮いていた…。
「アリエル…。我を封じし剣を持つ者よ。遺跡でそなたが来るのを我は待っていた…。」
「あなたは誰なんだ!どうしてマリアを使って話している?まさか…フレイズ遺跡のドラゴンなのか?」
アリエルは叫んでいた。その問に答えるように不思議な声は語る。
「いかにも。我はフレイズ遺跡で鍵を守りしドラゴン、フレズランだ。我は今、そなたの幼馴染みのマリアの体を借りている。アリエルよ、時間がないのだ。明日の明朝一人で遺跡に来てもらいたい。そなたが来るのを待っていよう。その剣があれば我が住処にくる事ができるであろう…」
フレズランの語る声はそこで終わった。
マリアの体は静かに降りてきた。
アリエルは急いでかけよりマリアを受け取った。
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