第三章―ドラゴンの住処

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「どうかした?何か変だぞ。えっ…マリア?」 アリエルは驚いたようにマリアを見た。 マリアの体から白い光がほとばしり宙に浮いていた…。 「アリエル…。我を封じし剣を持つ者よ。遺跡でそなたが来るのを我は待っていた…。」 「あなたは誰なんだ!どうしてマリアを使って話している?まさか…フレイズ遺跡のドラゴンなのか?」 アリエルは叫んでいた。その問に答えるように不思議な声は語る。 「いかにも。我はフレイズ遺跡で鍵を守りしドラゴン、フレズランだ。我は今、そなたの幼馴染みのマリアの体を借りている。アリエルよ、時間がないのだ。明日の明朝一人で遺跡に来てもらいたい。そなたが来るのを待っていよう。その剣があれば我が住処にくる事ができるであろう…」 フレズランの語る声はそこで終わった。 マリアの体は静かに降りてきた。 アリエルは急いでかけよりマリアを受け取った。
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