第三章―ドラゴンの住処

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「マリア、大丈夫か?」 アリエルがマリアの体を揺らすと、 「ん…。アリエル…?私どうしたの?」 マリアは目を覚ましてアリエルに聞いた。 「実は…。」 アリエルは部屋の椅子にマリアを座らせると、さっきの出来事を話した。 「て、事は…フレズランってドラゴンはアリエルに鍵を託したいのかなぁ…?」 「何で、そうなるんだ?」 「だって、わざわざ私の体使ってまで、アリエルを呼んだって事は…有り得なくもないわ。それにアリエルの事、アリエルが持っている剣の事知ってた。何でかなぁ?」 「確に、ドラゴンは俺の事、剣の事を知っていた。明日の明朝、ドラゴンは俺に遺跡にこいと言った…。」 アリエルは感慨深げにそう言った。 「マリア、お前はもう寝た方がいい。」 「うん…。わかった。」 マリアはそう言うと隣の部屋に入って行った。
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