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数分後、グズラフは盾と鎧を手に現れた。
「グズラフ、それは?」
フレグランスが聞くと、
「あぁ、遺跡で見つけたんだ。埃を被っていたから綺麗にしたんだが…。」
盾と鎧はアリエルが見た鍵と同じ鮮やかな赤だった…。
アリエルが驚いて見ていると
「俺も驚いたよ。あんたの腰に刺さった剣を見た時、俺は前に似たような物があった事を思い出したんだ。どうやら、あんたの剣、この盾と鎧でひとつの様だ。」
「グズラフさん。それって…やっぱり値段高いんでしょうね?」
アリエルが不安そうに言うと、グズラフは笑って言った。
「まあな。売ったら高い。お前さんには買えないくらいな。だか、フレグランスの旦那には世話になってる。その知り合いになった、お前さんから金を貰うわけにはいかんからな。」
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