第六章―新たなる旅立ち―

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アリエル達はグズラフに礼を言い店を後にした。 それからアリエルはフレグランスの家により、遺跡であった出来事を言った。 「成程。それで伝承があったのか…。」 「フレグランスさん。俺は明日、次の町に行こうと思います。いっこくも早く鍵を集め、返したいんです。」 アリエルは真剣な顔をしてそう言い切った。 「そうか…。次にアリエル君達が行くとしたら水の町だな。きっとそこにも鍵があるはずだ。よし、私が紹介状を書いて、アリエル君に渡そう。」 フレグランスはそう言った。 アリエルは恐縮した様に、 「でも…いいんですか?そこまでしてもらっても。」 と言うと、 「いきなり鍵の事を聞いても、簡単には教えてくれないだろうからね。そのための紹介状だ。明日の朝にアリエル君が泊まる宿に届けよう。」 「ありがとうございます、フレグランスさん。」
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