1人が本棚に入れています
本棚に追加
アリエル達はグズラフに礼を言い店を後にした。
それからアリエルはフレグランスの家により、遺跡であった出来事を言った。
「成程。それで伝承があったのか…。」
「フレグランスさん。俺は明日、次の町に行こうと思います。いっこくも早く鍵を集め、返したいんです。」
アリエルは真剣な顔をしてそう言い切った。
「そうか…。次にアリエル君達が行くとしたら水の町だな。きっとそこにも鍵があるはずだ。よし、私が紹介状を書いて、アリエル君に渡そう。」
フレグランスはそう言った。
アリエルは恐縮した様に、
「でも…いいんですか?そこまでしてもらっても。」
と言うと、
「いきなり鍵の事を聞いても、簡単には教えてくれないだろうからね。そのための紹介状だ。明日の朝にアリエル君が泊まる宿に届けよう。」
「ありがとうございます、フレグランスさん。」
最初のコメントを投稿しよう!