魔術が普通になった街

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世の中には言い方と態度ってのがある、ちょっときつめの顔した女子高生がすこしうつむきながら消えそうな声で「付き合ってくれる?」なんて言われたらもう行かざるを得ない 照れてる男子高校生並の発言をしながら身の危険と隣の女の子を守るための魔術を考えておく 「『結果』だッ!この世には学校が終わり例の裏路地に来たと言う『結果』だけが残るッ!」 「なにいってんの?」 一応学校を終え、裏路地まで来た、ここには加奈さんと俺しかいない 女子は3人いるのだがもし襲われたら戦闘経験なんてない俺が守れるはずもなく、行方不明の彼女を一番心配してる加奈さんのみ連れていく事にした 残りの2人は時間があれば聞き込みをして帰ると言っていた、こういう時女子って団結力というか友達を心配して聞き込みまでするってのはすごいと思う、俺なら多分なにもしないだろうし 「いや、気にしないで、ちょっと緊張解そうとしてるだけ」 軽くストレッチをして体をほぐそうとする俺、何かあったら大変だし 「はあ……でもいきなり大声出さないでよ」 「知らないの?人間大声出すと緊張も解れていいんだってよ?」 どっかのTVか何かできいた信用のない人間学うんちくを垂れながら裏路地へと進んでいく
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