‡天地大戦‡ ~はじまりのこと~

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 もうひとつの王道。  それは、道ならぬ恋。許されざる愛。  天空神ライリーンと大地女神ルーミス……。  気付いたときはもう、後戻りできなくなっていた。  互いに足りないものを求めたのだろうか?  周囲には求めようもないものに輝きを見出したのか。  理屈などはどうでもいい。  二柱の神は……恋に落ちた…………。  争いを回避しようとの試みは、ことごとく失敗に終わった。  いかに主神とはいえ、たったひとりで全てをひっくり返すだけの力はない。  そうして…………後世で物語が紡がれることがあるならば、おそらくはクライマックスとされるであろう戦いの場で……、  二柱の神は対峙した…………。
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