序章

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彩香は何部に入るの?」 「そうだね、中学は陸上部だったんだけど、この学校強いらしいから難しいんだよね  だからまだ決まってないかな 由紀は、決まってるの?」 「よくぞ聞いてくださいました  私は、この学校に部活やりに入ったようなものだからね」 由紀は自信満々に語る。 「この学校には、珍しい部活があってね、私はその部活に入りたいんだ」 「珍しい部活?」 「うん、その名もマーチングバンド部なのです」 「マーチングってTVとかでたまにやってるあれ?」 「多分それであってるよ~」 大げさに手を振りながら由紀はいう。
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