序章

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「マーチングか…」 私が小さくつぶやくと、 「もしかして、もしかすると彩香興味あったりする?」 息を荒げて、由紀が迫ってくる。 「う…んん、詳しく知らないからなんとっも言えないかな」 「そう、おっしゃると思いましたよ  そこで提案なんだけど、明日マーチングバンド部の新入生歓迎&部員大募集コンサートがあるんだよ」 「つまり、一緒に見に行こうと」 「そーいうこと、一緒に行ってくれる?」 整った顔立ちの上目使いは同じ女だけど断ることができない。 「わかった行くよ 「ありがとう彩香」 由紀はとっても嬉しそうだった。 こうして私は明日、マーチングを始めてみることになった。
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