序章

8/16
前へ
/44ページ
次へ
4月7日 高校生活2日目は、昨日に引き続き快晴だ。 まだ慣れない教室に入ると既に投稿していた由紀が髪の長く、背の高い女の子と話していた。 私が机にかばんを置くと、 「彩香、おっはよ~」 と由紀が手を振って声をかけてくる。 「おはよう、由紀 あなたは、えっと...」 「私は、白井万友子【しらいまゆこ】です  よろしくね、七瀬さん」 和風美人の白井さんは、とてもやさしそうな人だ。 「よろしくお願いします、白井さん」 やさしい口調につられて、私は思わず大きく頭をさげる。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加