突入する

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「まさか、私が生きている間にこんなことが起きるなんてな。」 一つの都市が、廃墟になっていた、道路には瓦礫と乗り捨てられた自動車、建物は窓ガラスが割られ、壁やドアに穴が空いていた。 家やビルの中身は、人もいない空洞になっていた、血痕が有るものの人やポメラニアンの死体はなかった。 とあるビルの中にその人たちは居た。 武装した女性が話す。 「隊長、このまま進むのですか?」 隊長 「ああ、サラ隊員、もう我々は三人だけになってしまった、そのうえポメラニアンが占領した、町の真ん中に取り残されてしまっている、こんな最悪の状態だが、部隊の目的を果たすために最後まで足掻こうではないか?」 サラ 「はい、隊長…」 隊長 「しかし、サラ隊員、これはもう隊の使命ではない、私一人でも構わないのだよ…まぁ、ここから、逃げることが出来るとは、考えられないが。」 熱探知機の前にいる隊員が話す。 「隊長、やはり、隣のビルに可笑しな反応があります。」 隊長 「ロイ隊員、本部の仮説どおりと言うわけか?」 ロイ 「はい、隣のビルに全てのポメラニアンが集まっています。」 隊長 「分かった。 …明日の夜明けと共に私は、突入する。 ロイ隊員とサラ隊員は、夜のうちにこの町から離れる許可をだす。」 サラ 「隊長、私たちは残ると…」 隊長 「死にに行くような作戦に、連れては…」 ロイ 「隊長ー仲間の仇を討ちたいんです、参加させてください。」 隊長 「…分かった、明日の朝このビルの一階で待つ。」 隊長はそう言うと、下に降りて行った。 ビルの屋上で夜空を見上げる、サラとロイ。
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