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結局、かけるも面倒だから泊まると言い出して
2人でベッドに運び込んだところで一息つく。
「送れなくなっちまったな。 お前も泊まる?」
かけるがビールをひっぱりだし、愛花に差し出すと、愛花が苦笑する。
「さっきと言ってる事違うんですけど」
「俺は大丈夫なの」
「なに、それ」
愛花がクスクスと笑うとかけるは愛花を真っ直ぐにみつめる。
「俺は、真面目に付き合う気持ちがあるからね」
愛花は、かけるに視線を置いたまま、一瞬何を言われたか考えたが、パッと視線を反らせた。
「やだ……守より、かけるのが危ない気がしてきた。 そろそろ帰ろうかな」
多少うわずりながらも、愛花は笑いながら立ち上がる。
「冗談にするなよ……
けっこう、マジだから……。」
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