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「唐突ですが、オレ、松川圭は中二病です」
「そんなものとっくに承知よ」
おうぅっ。
『お前何言ってんの?』っていう目で見られてる。
ちょっと感じちゃうじゃないか……嘘ですが。
「決死のカミングアウトをそこまでバッサリ周知発言しちゃいますか」
「それはそうでしょ?うちの部は貴方だけでなく、個性がぶっ飛んでる部員ばかりだもの」
これまた『今更何を言うか、この馬鹿は』ってな感じに切り捨てられました。
「はぁい、待たせたね」
キラリという擬音が聞こえそうな登場した人がいます。
「これみたいに」
「ですよねー」
「何の話かな?美しい僕の話だったら僕も交ぜてくれよ」
はい、このナルシストは先輩で、我が部の副部長様でらっしゃる佐藤優也先輩です。
ん?敬語?
仕方ないでしょ。一応、曲がりなりもこの2人先輩だし。
人の心読むし…
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