プロローグ

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人間、誰しもが一度は通る道がある。 それは、世間一般では痛い目というか、蔑まれるような視線を向けられる。 所謂、『中二病』だ。 まぁ、どう見られても本人は気にしないのだけれど。 「俺、能力者なんだ」 とか、 「クッ、右目が疼く」 とか、 「我々は外宇宙からやってくる侵略者と戦っている」 とか、 「チッ、これだから主人公は」 なんて言ってるのは、全て所謂『中二病』。 妹がいる奴なんかはライトノベルやギャルゲーな展開を妄想したりするのもいる。 流石にそれはないだろうと思っているそこの健康男子諸君。 甘いよ。 アイスコーヒーにガムシロップを六個入れるより甘い。 そんな変態、周りを見渡せばいるはず。 少なくともオレの周りには一人いる。
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