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キーンコンカーコン
タイミングを見計らったようにSHRのチャイムが鳴る。
それと同時に一斉にクラスメイト達は席に戻っていく。
それがいつもの朝の光景。
☆ ☆ ☆
そして、時間は過ぎ、放課後がやって来た。
は?授業?
そんなありきたりな風景とか話しても面白くないと思います。
なので割愛。
「こんちわ~」
「はい、こんにちは。松川くん」
この人は我が文芸部の部長である夢見る乙女な新里友利奈先輩。
「…そういえば部長、報告したいことがあるんですけど」
「親戚にイケメンで白馬に乗って登場しそうな王子様がいるっていうなら聞いてあげるわよ」
そう。白馬に乗った王子様を十…いや、ずっとお待ちのようなのですよ。
部長ってば心読めたりするんだろうか?
一瞬、睨まれた気が……
とにかく、カミングアウトしなくては。
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