3205人が本棚に入れています
本棚に追加
呆れている俺を余所に王道(仮)は、どんどん大きな門をよじ登り……
飛び降りた。
って、は?
バ、バカ!あの門、高さ軽く5メートルはあるぞ!?
んな勢いよく飛び降りたら……!
スタッ!!
……どうやら、心配いらなかったようだ。
王道(仮)は、着地の時、足に響かせないようなきれいなフォームをとっていた。
……野生の猿を思い出したのは、秘密だ。
その時、校門の前で、キョロキョロしている王道(仮)の前に近づいていく青い髪の、白のフレームメガネをした一人のイケメンがいた。
あ、あの人は確か「副会長――――\(^O^)/!!」……変態が代弁してくれたよ。
「…―!!!」「―……。」
なんか喋っているが、距離があるせいで、全くわからない。
分かることは、黒いモジャ頭の奴と、胡散臭い笑顔で笑う副会長がなにやら話している事だけだ。
姉が言うには、ここで王道(仮)が副会長のフラグを立てるらしいけど、詳しいことは聞いていない。
どうなんだ、と思い二人の成り行きを見ていると、
その時、副会長が王道(仮)に近づいていき…………
キスをし…た………。
…………………………………………。
えっ?
最初のコメントを投稿しよう!